研究室紹介

研究室紹介

 私たちの研究室は2006年5月に開講し、大きな3つのプロジェクト(AIM, DEDD, Polycomb)を核にしていますが、それぞれから派生する非常に多岐に渡るテーマを扱っています。しかも技術的には、分子生物学からマウス遺伝学にいたるまで、およそ生物学で用いるほとんど全てのテクニックを十全に駆使しています。これは、特定の分子や特定の手法を専門とすることが一般的である生物学の分野では珍しい研究姿勢であると思われます。
 しかし私たちは、生理現象や疾患の本質は、ちょうどオーケストラのスコアが様々な旋律線の組み合わせで出来ているようなものであると考えています。したがって、それを理解するには多彩な生命現象のメカニズムを理解し、さらにその組み合わせによる“響き”を聞き取らねばならず、いわいる指揮者の目で生命現象を見ることの出来る科学を目指しています。こうしたやり方は、非常に困難を伴い苦労も多いですが、科学者としての本懐だと考え、日々研究に励んでいます。

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研究室風景

 2006年に東大に研究室を開設する際、機能性・居住性とともに上品なデザインを重視し、設計しました。メインラボには、一般的なグレーのスチールデスクを極力つかわず、木目調の広々としたベンチとデスクを配置し、常に“戻ってきたくなる研究室”を目指しました。また、ES細胞を用いノックアウトを多く行う関係もあり、広々とした培養室を設置しました。P2仕様であり、ウイルスなども扱えるように設計してあります。実験に用いるマウスは、主に教育研究棟内のSPF施設で飼育しており、各種の動物実験に対応しています。
 教授室・スタッフルームも洗練された設計を施し、各研究者は教授室において1対1でディスカッションを行い、研究の軌道修正を頻繁に細かく行っています。そのほか、コールドルーム、機械室、暗室、RI施設内の実験スペースなど研究室専用のものを設け、ほとんど全ての実験が手の届く範囲内で行えるようにしてあります。

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大実験室 セミナー室 スタッフ
ルーム
教授室 培養室  

学外協力関係

 宮崎教授は、様々な学外委員・客員教授も務めており、学外との研究協力関係のネットワークは幅広いものになっています。特に熊本大学発生研究センターおよびその付属施設の動物資源センター(CARD)やかずさDNA研究所との関係は密であり、ゲノムDNAやES・ノックアウトマウスに関する研究においては非常に有利な状況にあります。
 また、東大に移る以前、フランス、スイス、アメリカで長年研究を行ってきたため、海外の研究者と幅広い親交があります。その一環として、2006年度はテキサス大学よりE. Wakeland教授(免疫学・遺伝学)、2007年度にはハーバード大学よりD. Mathis, C. Benoist教授(免疫学)が客員教授として3ヶ月ずつ当教室に所属してくださいました。

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研究室メンバー構成 (2018年11月8日更新)

教授 : 宮崎 徹
准教授 : 新井 郷子
助教 前原 奈都美
特任准教授 安東 英明(寄付講座「新世代創薬開発」)
特任助教  : 鈴木 里沙(寄付講座「新世代創薬開発」)
客員研究員 : 森 伸子
外国人特別研究員 : Fahrettin HACZEYNI
研究スタッフ   : 西嶋 明美
  : 吉田 知世
  : 廣田 愛加
  : 大塚 沙緒里
博士課程 : D4 山崎 智子
  : D2 平本 絵美莉
  : D2 小松 銀河
  D1 松浦 恭兵
  M1 中谷 理紗子
  M1 奥野 藍海
事務担当 : 津田 三菜美
  : 吉羽 友紀
  : 榑林 さやか